桜谷軽便鉄道南山線

物件の所在地:兵庫県と大阪府の境
あし:能勢電鉄妙見口駅より徒歩
(駅に地図があります)


自分の鉄道を建設する。それもごく個人的な物を・・
鉄道好きにとってとてもじゃないが
かなわない夢として語られる事が多い話です。
しかしそれをやってしまった人がいる話は
以前から聞いていました。
その「鉄道」、最初は自宅の荷物運びの手押し車から発展して、
ついに自宅以外の場所に設置するまでになってしまった
と言うことが、最近になって判りました。

かつてこの地に存在した鉱山から「桜谷軽便鉄道」
と命名され、月初めの日曜に運転されているとの事。
都合がつかずに訪問できませんでしたが、
ついにこのほど行って参りました。

能勢電の終点からケーブルカーとは反対に歩くと、
この「鉄道」にたどりつきます。
こちらは「桜谷駅」
ここも線路幅15インチの庭園鉄道。
大きな鉄道模型というべきかもしれません。
7号は蒸気機関車タイプですが動力は違うとの事。
熱海駅前に保存されている機関車がモデル。
3両目の客車は沼尻の客車がモデル。
この編成はお休みでした。
電気式内燃機関車「B5」号。
かつては電気機関車。
パンタグラフ→ポールと集電方式を変え、
ここでの使用にあたって発電機を搭載、
ガソリン動力となりました。
今日は新任の運転士さんが乗務しています。
いささか緊張ぎみ・・・
ホームでの乗降確認も怠りませんでした。
路線は道路に沿った複線・・・
というより両端がループになってドックボーン型
(犬のくわえる骨みたいな形)のエンドレス。
撮影はビデオの方が楽しいかな?
こんな手押しトロッコもあります。
もとは軌道線で使われていた人車。
坂になっていて転がりますが、よく脱線します。
車内照明。
出所はだいたいわかりますね。
私も乗ってみました。
いやあ、強力ですね。
両端のカーブはかなりきついです。
ここでスピードを落とさないと大変な事になります。
「風の峠」。
これも宮沢賢治風だなあ・・・
看板にも目を留めてください。
なかなかユニークです。
この線の車庫。
中には内燃機4号の姿が。
隣は本物のSL。
残念ながら火を落とした後でした。
SL8号機はサドルタンク。
ただし水はここには入っていないとの事。
(後ろにテンダーがついています)

動いている所が見たい!
これがBL2号機。
いかにも・・といった感じのバッテリー機関車。
他の車両とともにこの鉄道の自社工場製です。
これ、なんだと思います?
踏切?

・・・じつはこれターンテーブル。
すなわち転車台。
よく見るとレールに切れ目がありますね。
一日の運転が終わり、車庫にしまいます。
気を付けないとここでも脱線が。
バック運転は慎重に行います。
最後は手で押して格納します。
このマルーンは阪急みたいですが、
とても似合っていました。


今回の取材では桜谷軽便鉄道の方に大変お世話になりました。
この場をおかりしてお礼申し上げます。


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